女性と資格について②

アメリカ

豊橋・浜松エリアで会計事務所を開業している岡本友理絵です。

前回の女性と資格について①の続きです。

アメリカでの私のVISAステータスは夫の配偶者だったため、就労許可を申請し、就活を始めました。日系企業が多いNYだったということもありますが、会計業界への就職には困りませんでした。同じ時期にNYにいた監査法人時代の同期の女性は、現地のBig4へ入社して就労ビザをもらっていました。

アメリカで就職活動をしてみて感じたことは、英語が話せるからといってアメリカで仕事が見つかるわけではないということでした。アメリカでは、英語を話せるのはごくごく当たり前のことです。そこで「英語」を強みに仕事を探すことはかなり難しいです。一部、日本人向けのお店の店員さんだったり、美容室の受付などで日本語と英語が話せる方を募集している場所はありますが、アメリカで育っている日系アメリカ人や、アメリカに何十年と住んでいる日本人はそこら中にいるので、狭き門です。
私は英語が話せないまではいかずとも、英語で滞りなく仕事ができるかと言われたら到底そんなレベルには達していませんでした。しかし、「会計」という強みがあり、それは全世界共通であるため、英語だけが流暢な方と比べると高い給与水準で専門的な仕事を見つけることができました。(やはり英語の面では苦労しましたが…)

また、私は監査法人に数年在籍した後、一度全く違う航空業界に転職をしています。自己紹介の記事でも触れていますが、全く違う世界を見てみたくなったのが大きな理由です。
元々1年で会計業界に戻るつもりだったので契約社員としての転職でしたが、このような挑戦(道草?)ができるのも、資格を持っていて、会計業界に戻ろうと思えばいつでも戻れるという確信があったからです。(実際にグランドスタッフの仕事がきつすぎて1ヶ月で5kg体重が減り、3ヶ月で税理士法人に転職しました)

バリバリ働くもよし、ゆるゆる働くもよしで、働く場所だけでなく忙しさも人生設計のなかである程度選択することができます。様々なライフステージに応じて働き方を選択できるのは、女性に限らず魅力的な資格だと思います。

学生や、これからキャリアを積んでいく予定の女性からの相談も受け付けています!

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